三郎と半月の考察

三郎と半月の考察

公開日:2021/09/25

 

 

作者の意図もわからないし、アニメの製作で解釈を変えたかも知らないけど見ていて思ったこと。

 

 

問題なしだけど見ている自分が何か問題ありだった。
言いたいことは運命だ特別だって先に描いているのに、あとから二度あることは三度あるにしてしまったところが嫌だった。

 

 

じゃあ、三郎は半月をどう見ていたのかな?

 

 

半月との思い出がはじまったのは「手」

 

お互いの手が触れたとき。同時に思い出す。
太子殿下は完璧に名前もちょっとしたエピソードも覚えてた。
(でも三郎のことはおそらく全く覚えてないはず)

 

 

1話から見てる人はずっとあの昔のことを知ってた。
こっちも「手」だった。かなり似てた。手の握り方?

 

 

※その後、1話、5話他多数、手が触れるシーンはあったが太子殿下って何も思い出さなかった。どうしてなんだろう。

 

 

三郎の半月に対しての態度

 

よくある漫画っぽい態度だった。銀魂みたいな。
でも距離がちょっと遠かったりした気がする。
笑ってもいた。
余裕だった。

 

 

半月の過去の話に自分の頃を思い出して投影して共感する?
自分と同じで助けられた者同士で仲間とでも思う?

 

 

積極的に半月を持って帰るのも手伝った。
それでも距離は保ってあって、積極的には関わってない。
12話も再び、半月と太子殿下が外で2人きりでしゃべっていたシーンがあった。
当然のようにその横に三郎は並ばない。

 

 

 

私は銀魂の人情話のような解釈では終われない。
銀さんが助けた相手に新八たちは嫉妬なんてしなかった。
だからこの態度が普通なのか?

 

 

嫉妬って概念すらなかったけど・・・
銀魂では似た話で朧の話がある。すごい嫉妬を使って表現していた。
朧は「自らの魂のあり処を見失った」ので嫉妬に走った。これも子どもの話。
一方、三郎はそうならず。人格的にすぐれていることになる。

 

 

砂漠の話、途中まではよかったけど、

 

10話からの半月の過去の話が三郎の立ち位置を奪っていった。1つでいいのに山のようなエピソードを繰り返し登場させて、挙句の果ては一緒に帰ってきた。戻ってもとどめを刺さされたみたいな話(万人を救う)が登場して・・・(これも三郎を傷つけた)

 

 

※12話のよくないところ

 

太子殿下の意思を継ぐ者が他にもいたってするのがちょっと立場が危うくなるの最大の理由。
半月の余計なエピソードのダメ押しは12話の万人を救う。それを教えてもらったから国師をやったとかって上書き修正されてしまった。
銀魂でもそうだったけど、あっちは仲間が一番なんで。こっちは違う。で、話が変わってくるのではと思ってしまった。
そうなのかな。あっちこっちでそういう人を集めて強大な敵と戦うパターンになるのか・・・何の話かもうわからなくなる。
銀魂では弟子は3人だけが2人も話を畳むために新たに追加した、よくある。それでも朧は嫉妬をした。

 

 

太子殿下と半月の過去が異常にベタベタしてた。
最初から嫌だった。
目の前にいる三郎と以前あったかもな過去は?
それを読み取らせる(反映、ダブって見える、二重映し)ような描写でもなかった。
とにかく、独立した話だった。

 

 

それにしても物語の設定は重い話。
最終的に太子殿下は半月とそのことを2人で共有していたのも何か違うのにって思った(12話)。完全に三郎は蚊帳の外だった。

 

 

もっと違う風でもよかったのでは?
同じ子どもという点に何の効果があるのか、伏線なのか?
三郎(子ども)を助けたようにほかの子どもを助けたって表現してメリットもなかった。

 

 

時間の長さを比較すると、つらかったり、頭をなでてほしかったのは本当は三郎と思う。
でも、もはや三郎は強くなることで自分の力できっと乗り越えてる。
最初からそうじゃなくて、努力の結果。
太子殿下もつらい過去など知る由もない。今は強いから逆に何かあるとさえ思わない。
せつない。

 

 

半月の話の意図

 

半月の過去の話は大枠の先のストーリーに必要だから。ただのそれだけの理由かもしれない。

 

 

それでも結果だけ見れば、三郎が出て行ったのは事実(出て行ってない説はないと思う)
出て行ったのに半月を結び付けて考えてしまう。
もし半月のことがなければ、三郎がいなくなったのもストーリー上の都合と解釈して簡単に終わるはずなのに。

 

 

逆に出て行かなかったらどうだろう?
あれは仲間を増やす話だったになるかもしれない。
実際は出て行ったから半月の影響あるのかなあぐらいは思ってもいいよね?

 

 

細かいことを気にする人だけが気にするところ。

 

 

半月は物語のテーマの神様のため?

 

800年もあれば、いろんな人と出会うし、いろいろあったに違いない、そんな話も必要。
でもわざわざ子どもじゃなくてもいいよね。

 

 

性別の違い

 

作者が女性なら本能的にこういうエピソードにするのだろうか?
鬼滅の刃もこんなエピソード(カナヲ)あったけど、なんか違う。

 

 

中国語のEDって何?

 

あれがあったおかげで三郎が孤独でかわいそうに思える。
過去のエピソードも1人で走ってるだけだったりで・・・
不公平だった。

 

 

まとめると

 

三郎は半月に嫉妬など何にも思っちゃいない。人格的にすぐれているので。
半月を家に持って帰って2人じゃなくなっても気にもしない。
だから三郎の視点で考えると何も問題は起こってない。平和だった。

 

 

私がついていけなかっただけ。

 

 

問題点ははっきりとライバルって意識して描いてないのに、あからさまにあれもこれも被っていて、無意識に嫌な気持ちになって視聴者にその解釈を自由にさせているときってどう判断すべきか?

 

 

視聴者が好き勝手に思うのは自由だけど、原作者がそういう意味で提示してないときもある。ツイッターで憂さ晴らしして、忘れればいいのかな。